


KOOLMFL - 2024 2 0 2 4 2024
Format: CD
Thinnner Groove からデジタルリリースされていた、"KOOLMFL - 2024 2 0 2 4 2024"がCDにて発売されました。
最近はお店でも車でも、はたまたCDJでも、CDをパカっと開いて、そっとインサートする様が愛おしく感じます。
https://thinnergroove.bandcamp.com/album/2024-2-0-2-4-2024
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TGのユニークタレントKOOLMFLによるコンパイルスタイルのファーストアルバム、“202420242024”です、その名の通り、主にKOOLが2024年ににダンプしたものをまとめた、2024-2024のノンアンビエントのセレクテッドワークスです。
先行してデジタルリリースしたものが、CDとなりました。
ここには、彼のシグネイチャーでもある忙しない打撃やループとスポークン単語、
クリッキーでブーミーなタッチで、プリンス、デトロイトからJ-club、
体を揺らすダーティなテックのグルーブからメディテーショナルでマインドベンディングなアシッドまでが、拡大鏡的な解釈でフリーフォームに散らばめられ、CD時代のクラブミュージックのタッチを独自に更新しています。
アルバムを通して常に感じられるライブ感やシリアスなコメディにも注目してください。かつてK-LINEという名でも活動したKOOLMFLは、日本のモーターシティである名古屋をベースに活躍する興味深いアーティストで、Powderが、2019年にリリースしたミックス/EP作品”PowderInSpace”に収録されたSaxopetuというトラック(同年ThinnerGrooveから、”G”というグリーンのジャケットのEPで正式リリースされました)を皮切りに、この数年のうちに、盟友SonicWeaponとの共同リリースと重ねて、少しずつ、そのユニークな世界が明らかにされていますが、まだTGも彼のアーカイブを発掘している最中です。
今回の"2024 2 0 2 4 2024"は、アンチアルバムなスタイルをとりながらも、ある日に撮ったバラバラの写真を眺めていたら、妙なストーリーが偶然できあがった時のフォトアルバムのように、コンパイルされた曲同士の組み合わせがクセになる、長く新鮮に愛聴できる1枚にキュレートされています。いつもの事なのですが、今回もじっくり聴いて、間違いなくグルーブをキャッチできる瞬間と、どうにもグルーブをつかめない面白い瞬間も合わせて新しいグルーブを楽しんでください。